獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200607-124

ワッフルさんへ
投稿日 2006年7月14日(金)15時51分 投稿者 けりーずはうす

まず、家に帰っても、直ぐにケージから犬は出さず、「今まで家の中にいたのよ」的にすごしてください。
そして、犬が落ち着いたら、スワレやマテをさせてケージから出し、遊びますがその際も
30分ほどしましたら
「おしっこしようね」とケージに入れましょう。
その間は傍にはいますが、犬が出して欲しいと騒いでる間は目をあわさず声もかけずを行い、
トイレに入ったら、褒め、最中も「いい子、おしっこしてるね」と声を掛け、ケージから
だしてあげましょう。
これの繰り返しですよ。
そうすれば、「おしっこ」の意味も理解できるようになり、便利です。
今のところは、トイレのタイミングを人側が推し量ってやる必要があるのですよ。

または、ケージの外にもトイレを用意しておくのはいかがですか?スペースが許されるならその方が便利ですね。
トイレのしつけは、できない時は絶対叱らず、できた時は褒める、これの繰り返ししかありませんよ。
また、トイレのタイミングも人側もわかるようになります。

もうひとつ、>トイレさえ覚えてくれれば、サークルを取り除いてあげたいのですが・・・。
これは、せめて生後1年過ぎるまでは、サークルで過ごすことをお勧めします。
犬に「絶対」はありません。お留守のときに、食べてはいけないもの食べ、発見が遅れてしまうこともあるでしょう。
以前にも留守番犬がコードをかじって火事になったり、本人(犬)も口に大火傷を負ったり・・・
こういった事故は、ほとんどサークルなしで自由にさせてる犬に起きることです。
1年過ぎれば、いたずらにも興味がなくなり、それでも危険は少なくなると思いますが
それでもやはりサークル内に入れておくほうがいいと思います。

「狭いところに閉じ込めてかわいそう」これは、人の思い込みですよ。
だって、狼の子供の頃は土に穴掘って暗くて狭いところで授乳されているのです。
狭く、囲われた場所の方が安心して眠れることを本能的に知っています。
その方が、精神の安定も図れると思うのですよ。
それよりは、メリハリが大切です。
人がいる時はいつもケージから出して自由にしていると、ケージ=留守番=一人ぼっち=嫌いとなり
ケージを嫌いになります。
そのためには、時折は中にいれ、傍でテレビを見るなり、本を読むなりをして、いいこしてたらケージ越にかまってあげる。もしくはおやつを与える。
そして人が遊べる時は出して思いっきり遊んであげる。いつでも主導権は人側がとることが大切ですね。

確か、イアン・ダンバー先生の本にも書いてあったと思いますよ。

もう一度読み返してみるといいでしょうね。

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