意見交換掲示板 2006年7月23日(日)08時48分

ムクムクさんのコメントにたいしてですが。

私は「病気予防のために」こそ、避妊手術をすすめています。
子宮の病気は確かに発見しやすい病気ではありますが、
罹患率の高い疾患ですし、稀に死亡例もあります。
健康な動物に麻酔をかけるリスクはもちろんありますが、
疾患を発症した動物に対する麻酔リスクよりはすくないのは明白です。
また、発情回数に比例して乳腺腫瘍の発生率も増加することは
いまでは獣医にとっては周知のことといえます。

以上のことを説明した上で飼い主が
「それくらいのことであれば手術はしたくない」
というのであれば無理にはすすめません。
今後は病気の早期発見につとめてもらえるよう
飼い主教育に論点を変えて説明してゆきます。

「避妊」のための「避妊手術」にこそ、
いまは意味がない、と説明しています。
飼い主がまともに管理さえしていれば、
望まない妊娠がおこるはずがないのですから。

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