意見交換掲示板過去発言No.0000-200607-307
かはらさんへ |
投稿日 2006年7月28日(金)08時16分 投稿者 ムクムク@管理人
個人病院の院長として考えると、週に1頭避妊手術を行う仮定すると 1年に52頭です。909頭に達するまで17年ですから、0.11%の死亡率は 17年に1度あるかないかの確率です。 でも私は獣医師広報板の主宰者です。 この掲示板はpc版携帯版併せて延べ月間35 000人の利用があります。 過去発言が記録され、各検索システムから直接利用もされています。 この掲示板を見て私も病気予防のために手術を受けようと考える方が 1000人現れたとすると1頭亡くなる可能性があります。 これがネットワークの影響というか恐ろしさです。 主宰者としてはうかつなことは言えないのです。 皆さん、お願いですからご理解下さい。(笑) では、本題のかはらさんのご心配について個人病院の院長として お答えさせていただきます。 乳房腫瘍はある日突然手術不可能なくらい大きくなるのではありません。 ですので、人でも早期発見、早期治療が推進されているわけです。 犬と遊ぶ際にお腹を触ったりしますよね。 この際に前肢の付け根(脇)から形ばかりの第一乳房から最後乳房、 そして後ろ足の付け根(内股)までゆっくり触ってみてください。 右と左とやっていただきます。 最初の内は遊び気分で結構です。 頻繁にやっていれば、しこりが発生すれば気がつくと思います。 犬に限定して言えば早期発見の治癒率は高いですから、変化があれば すぐに動物病院に直行してください。 次に子宮蓄膿症ですが、発情後一ヶ月後くらいに発症することが多いです。 発情後しばらくは飲水量の変化(発症の際は増加傾向)、下腹部の下垂、 元気食欲の減退、おりものの有無などチェックしてください。 で、提案なんですが、プラスなにも症状無くても発情後一ヶ月くらいにエコー 検査が出来る病院で健康チェックを受けるのはいかがでしょうか。 エコーと血液検査で診断できる病気ですし、どちらの検査も生体に影響を与えません。 子宮蓄膿症も早期発見されれば治療は難しくない病気です。 なお、健康に万全はありませんので、以上の意見はあくまでも参考程度に ご利用下さい。
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