意見交換掲示板過去発言No.0000-200607-61
RE 膝蓋骨脱臼の続き |
投稿日 2006年7月6日(木)17時32分 投稿者 けりーずはうす
膝蓋骨脱臼の原因は、膝蓋靭帯のゆるみ、滑車溝といって膝蓋骨が乗ってる部分の溝の形成が不十分な場合などがあげられ 症状やレントゲンなどからグレードを分けていきます。 小型犬に多く、ただ体重が軽いためか比較的無症状であることも多いようです。 本的な治療法は外科手術というのが基本で、何かをすれば、はずれなくなるというものではありません。 ただ、今回のパンパンさんの犬さんのケースのように、足をひねるか何かで急性に外れた場合は 炎症も起きますし、跛行(びっこ)もひどかったりしますのでそのためのレーザー治療ではなかったかと思います。 また、場合によっては一時的に外れていたという経験もないわけではありません。 しかし、実際には先にも述べましたが、以前から時折外れることがあったりしたのであれば 習慣性になることもあるでしょう。 この以前から脱臼があったかどうかは、わかりにくいこともありますから。 また、触診時に膝蓋骨を外すのは、普通にすることです。 少しの力で外れるのか否かをチェックするのです。これが悪くなる原因とは思えません。 手術の適応云々は、私はグレードも含め犬の種類、体重、年齢、股関節の状態などから判断していきますが 獣医師によってもこの判断基準は多少違うでしょう。主治医の先生の指示に従っていただくのがいいと思います。 膝蓋骨の一般論を述べましたのが、個々の症状や他の関節の状態によって今後どういった治療を施していくのか 違いはあります。 主治医の先生としっかり話し合われ、疑問があればなるべくその先生に直接聞かれるほうがいいでしょうね。
|
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |