意見交換掲示板過去発言No.0000-200608-183
チャ色さんへ |
投稿日 2006年8月21日(月)14時30分 投稿者 海が好き
ただの飼い主です。 高齢ではないですが、先天性心疾患の犬と暮らしています。 単に「食欲がない」ということであれば、サプリよりも肉をゆでた茹で汁でフードをふやかすとか、トッピングするとかいう方がよいように思います(個人的には、市販のサプリは成分の虚偽表示が横行しているなど怪しげなものが多いので、最小限にしたいと考えています)。また、普段寝ている場所の気温や風通しを工夫してあげるだけでも随分違うと思います。 さて、あくまでもうちの場合ですが、ドライフード主体の食生活から手作り食に変えてから、非常に元気になりました(それまでは処方食ではなく、普通の成犬用フードでした)。食欲がないということはほとんどありません。 手作り食の内容は、大雑把には、たんぱく源(肉、魚、卵、豆腐など)4〜5割、穀類(残りご飯、パスタ、オートミールなど)2〜3割、に、タマネギ以外の野菜や海草、きのこ等を加えたものです。これらを煮込んでおじやにして、オリーブオイル、カルシウムサプリなどを加えて与えています。サプリはカルシウム以外は与えていません。 手づくり食のよいところは、 ・特に意識しなくても水分がたっぷり摂れる。 ・「飼い主が勉強する」が前提ですが症状に応じた食材を選べる。 ・サプリやドライフードなどの加工品と違い、中身がはっきりしている。 などだと思います。我が家の場合は、人間の心疾患用のメニュー本を参考に食材を選んだりしています。ダイエットも、ドライフードよりも楽にできると感じています。また、知人の話ですが、老犬でほとんど食べなくなってしまった子が、手作りに変えたら、ちゃんと食べるようになった上、活発になったというのも聞きます。若い犬だと躾上よくないとされることかもしれませんが「毎日目先が変わる」のも、老犬にとってはメンタルに良い刺激になるのかもしれません。 一方、毎回AAFCOの栄養基準を満たすことは非常に困難ですので、その点を厳密に考える方には向きません。また、肝臓や腎臓疾患がある場合もきっちり計算できる人以外は難しいとは思います。 もちろん「老犬だからといって手作りにする必要なんかない」というご意見もあるでしょうし、「バランスがとれるはずのない手作り食は犬のためにならない」「ぜいたくになって処方食を食べなくなるからやめておけ」というご意見もあるとは思いますが...。
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