獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200608-195

Re 虫下しについて
投稿日 2006年8月22日(火)10時06分 投稿者 けりーずはうす

一般的に、虫下しとは消化管内寄生虫に対しての駆虫薬ことを言います。そして消化管内寄生虫の中には様々な種類があり
当然、駆虫薬にも種類があります。

今回の虫下しは「市販薬」とされていますので、これは犬回虫もしくは猫回虫が対象としてお話を進めていきます。
この犬回虫は、子犬でも最近ではあまり見かけられなくなった寄生虫です。また、この虫は成犬では
免疫の関係で、便に卵を排泄する大人の虫にはなりません。
ですから、定期的に駆虫するのは、残念ながら無駄ということになります。

また、フィラリアの予防薬は最近では消化管内寄生虫の駆虫薬の成分も含んだものがほとんどですので
フィラリア予防薬を投与している約6ヶ月間は、寄生虫の心配をあまりしなくてもいいでしょう。
その後、どうしても気になるようでしたら、病院に便を持って行き、検便で寄生虫を確認のうえ駆虫することをお勧めしたします。

また、消化管内寄生虫のほとんどの症状がしつこい下痢です。正常便を排泄している間は
寄生虫の心配はあまりしなくてもいいでしょう。

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