獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200608-297

Re 胃捻転
投稿日 2006年8月28日(月)21時52分 投稿者 けりーずはうす

まず、血液検査、レントゲン検査を行い、胃捻転とガスの貯留具合を確かめます。
胃捻転が確認できれば直ぐに手術の準備に入りますが、その間にガスを抜いたり(左腹部から注射針で直接抜くこともあります)
点滴を開始しておきます。これはガスを抜いた後の血圧低下によるショック症状の予防や胃捻転による様々な血液異常を
改善するためです。
その後麻酔をかけて開腹し、胃を整復、胃の固定術を行ないます。
捻転をおこしてからここまでにどのくらい時間が経過しているかで予後が変ってきます。

たぶん、ある程度は調べられているでしょうから、理由はお分かりですね。
胃そのものの血流障害もそうですし、大静脈の血流障害も原因となりえます。

また、他の胃捻転を複数手術している獣医さんの経験談によると、その後、なぜか体重が増えないなどの影響があるようです。

亡くなったのは、Q太郎さんご自身の犬のことだったのでしょうか。
少しお話を聞かせていただけると、ほかの方からも色々な意見をいただけると思いますよ。

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