意見交換掲示板過去発言No.0000-200609-219
Re 飼い方 |
投稿日 2006年9月16日(土)21時59分 投稿者 けりーずはうす
海が好きさんからレスが付いてますが追加です。 子犬はできれば、母犬に戻した方がいいという意見には賛成です。長く母犬といて悪いことはないですが 早く離して良いことはあまりありません。 ですが、もしももうすでに遠くから引き取ってきていて、戻すことに無理があるようなら・・・。 まず、生後30日の子犬は9割眠っているはずです。ゆっくり安心して眠れる場所を用意します。 ケージをバスタオルなどで覆い、巣穴の様に囲われているような安心感を与えましょう。 この季節ですが、保温が必要なこともあります。その場合は、ペットボトルに湯を入れた簡易の湯たんぽを入れてもいいでしょう。 子犬が眠っている時は決して睡眠の邪魔をしてはいけません。 起きたら、まず排泄、ミルクです。 >牛乳は飲みますが、ドッグフードを食べません。 生後30日は全体の半分近くをまだ母乳に頼っています。牛乳ではなく、離乳期前の子犬用ミルクを与えましょう。 牛乳では、栄養が足りません。 離乳食は40日前後からです。お湯でふやかし、ミルクをかけ、興味がいくように工夫します。 あとは徐々にミルクを混ぜる分量を少なくしていきます。 また、最初の頃の離乳食は4−5食与えないといけないと思います。 >また散歩はいつごろから出してもいいのでしょうか。 同じような質問がつい先日もありましたが、病気のことを考えれば、混合ワクチンのプログラムが終了してからです。 しかし、その子犬さんは「社会化」といって色々なことを学ばなければいけません。 大事なことは、自分は犬であり、人ではないということ、また犬語といわれる独特のボディランゲージを学ぶべきです。 これは本来、今の年齢の頃から兄弟や母犬から学んでいくことですので、早めに他の犬と接触を図ったほうがよいです。 しかし、公園など不特定多数の犬が出入りする場所には出かけられませんので、パピー教室などを行なっている病院や訓練所 などに問合せてみられてはいかがでしょうか。 あるいは、ご近所に子犬を飼われていらっしゃる方があれば、そこにキャリーバッグなどに入れて連れて行かれるのもいいでしょう。 余計な助言をひとつ。 日本犬は、番犬としては大変優秀です。しかも、同じ家族でも、リーダーは一人でよく、他の家族からは 食事ももらわないということはよく耳にします。 ですから、番犬として飼うのであればパピー教室に行かず、人にもフレンドリーに育てなくてもいいのかもしれません。 しかし、この場合は、咬傷事件に気をつけてください。 実際に、飼い主さんがいらっしゃると採血をしても何をしても怒らない犬が、入院したとたんに豹変し、触ることさえさせなくなるのは よくあることです。 逆に、フレンドリーに育てるのであれば、もともと人好きに作られている洋犬よりも、もっと飼い主さんが 人や犬に触れ合わせ、警戒しないように育てていく必要があります。 この年齢から育てれば、コロさんは子犬にとっては母犬代わりですから、全幅の信頼を得ることは 容易です。しかし、その後どうするか、どう育てていくかで犬はいくらでも変ります。 いくら土佐犬でも、ペットとして飼われきちんとしつけをすれば、決して咬んだりしない優秀な飼い犬になるように。 がんばってください。
|
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |