獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200610-177

RE犬の足のおでき(?)について...細胞診と組織検査
投稿日 2006年10月23日(月)19時58分 投稿者 X

AKOさん、こんばんは
まず、私なりの結論から申し上げれば、
細胞診くらいはしてもらってもいいように思います。
ただ、針を刺すことがワンちゃんの性格上?非常に難しく
おできの見た目が明らかに良性っぽいのであれば別ですが...。
なお細胞診と組織検査について..
細胞診は前にも書いたように通常細い針を刺して細胞を採取し
その場(病院)でできる検査です(場合によっては標本を
専門機関・検査センターに送ることもあります)。一方、
組織検査(大義では細胞診も含まれるのかもしれませんが)は、
ある程度の塊を専門機関・検査センターに送ります。よって、
この場合は手術が必要になります。(なお おできのある部位・大きさ
そして本人の性格によっては局所麻酔でも切除できることがあります。)
診断精度は組織検査の方が上ですが、細胞診である程度のことはわかります。

AKOさんのケースでは...診ていないものが言えることではないのですが、
おできが小さく見た目に良性っぽくまた少し小さくなっているようで
あればそのまま様子をみてもいいように思います。
また 3才過ぎで後肢?のおできであれば典型的ではないですが、
若い子にできる良性の腫瘍として組織球腫というのがあります。
犬 組織球腫 で検索してみてください。
ただ、似てる!と思っても、
これだ!!とは決めつけないでくださいね。

それと、〜〜と言われた・〜〜病(症)と言われた場合、
そのことについてこういう場で相談される場合は、
その根拠となるものを教えてもらうとより現実的な回答が
できかと思います...一般論として。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。