意見交換掲示板過去発言No.0000-200610-185
咬み癖 |
投稿日 2006年10月25日(水)10時03分 投稿者 sutemaru
この子も咬み癖があると飼えなくなられてしまった子です。 咬み癖がじゃれなのか、恐怖なのかでも直し方は違います。 この子はまだ赤ちゃんでしたが捨て子なのでその時期に(拾った時はもっと赤ちゃん)かなり怖い思いをしていたと思えて(本犬曰く)、お尻のほうを触ると恐怖でガブッて思わず咬んでしまう。その時は唸るし鼻に皺を寄せて歯が見える状態。 これは恐怖心からであって、そういう思いをしていないで鼻に皺を寄せてウーと唸って飛び掛るのは遊び(表現方法は同じでもどちらかを見分けないとね)。 遊びを本当の恐怖からか、単なるじゃれあいからなのかを見分けないと、その犬の将来に響いてきます。この子は単なる咬み癖ととられて、やはり咬むたびにかなり躾けねばと怒られていたので、「どうしてもその部分を触られると恐いんだもの」という意思表示を必ずその後すまなそうにするのね。触られることが恐怖心に繋がっている場合は、様子を見ながら「触ることは恐いことではない」と本犬が判るまで優しく教えてあげる。その間には咬まれて(乳歯は尖っているから)ざっくり切れることだってありますよ。でも怒っちゃ駄目。あちらがそれを恐いと教えているのだから、それは恐くないと覚えるまでは怒っちゃ駄目。 この子は一歳になる頃までその恐怖心が抜けなかったから、結局我が家の子になってしまいましたが今は絶対咬みません。そのためにはこちらもいきなりお尻を触ったりとか、寝ているのに脅かしたりなどしてはいけないと注意してきましたからね。 ぶって怒るは精神的な意味でも直すときにかえって長引きますよ。 ぼろぼろにして良いものを与え、乳歯が抜け替わるまでは痒いのですから咬んで良いものを与え、ちゃんとこちらが対処してあげましょう。大体犬の子は兄弟でじゃれあって痛みを身にしみて感じ、それ以上咬んじゃいけないなどを学んで育つのですね。それを人間がその大事な時期を持たさない(捨ててしまったり、小さいうちが良いと兄弟や親から離してしまって)。自然の教育時期をこちらが奪っておいて、何でも覚えて生まれてくると思うほうが間違いですね。教えてあげるのは親が居なければ我々代理親ですね。
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