意見交換掲示板 2006年12月29日(金)10時00分

結論から言えば、あまり好ましいことではありません。

鳥、この場合は鶏の骨ということですよね。鶏にかぎらず鳥の骨は「含気骨」と言って、骨質の中に小さな穴をとてもおおく持っています。これは骨の重量を軽くするためであったり、空気を多くとりこむためというように想像されています。
で、この構造やもともとの大きさや太さにおいて、肉食獣が骨を齧ると、バキッと砕けることになります。この砕けるときに、鳥の骨の特徴として斜め尖った形で折れることが多くなります。この折れて尖った先端が口腔内や消化管を傷つけるおそれがあるために、鳥の骨は与えてはならないと従来より言われてきたということになります。

それなら、骨をめちゃめちゃに砕いて与えればよいのかということになりますが、動物が齧りたがるのは、骨の中の骨髄の成分の方です。骨自体は、栄養とはなりませんし、消化吸収が悪いほうの食べ物ということになります。また、多量に給餌した場合は腸閉塞の原因となる可能性もあります。
めちゃめちゃに砕くだけの労力をかけても餌としての価値は、その労力に比して、あまり高いとはいえないようです。

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