獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200612-7

Re,ストルバイト結石
投稿日 2006年12月2日(土)10時00分 投稿者 けりーずはうす

猫の尿道閉塞の治療には、主に内科療法中心を好む獣医師、ペニスを中途で切断し外見上メスに見える形成をする手術(会印尿道瘻設置術)を
すすめる獣医師と主に2通りに分かれると思います。

前者の場合、原因の膀胱結石がコントロールできるまでの間は何度も尿道閉塞を起こす可能性がありますが
例えば交配予定があるオス猫の場合は、その機能は残せます。
後者の場合は尿道を広くできますので、早めに手術を行なえば尿道閉塞を起こす危険性は避けられますが
手術の際に睾丸も摘出しますので、オスとしての機能はなくなります。

前者の治療法をすすめたのは、今の獣医師、後者の治療を勧めたのは最初の獣医師ということになりますね。
でも実際には、主治医が前者も後者も利点と欠点を説明し、飼い主さんと相談しながら治療法を決めていくべきと考えます。
そういった意味では、どちらも多少説明不足であったかもしれませんね。

どちらの治療法を選択するかは、かずさんがお決めになればいいでしょう。
ただし、もう一度主治医からの説明を聞いた方がいいでしょう。

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