これは迂回の質問というか、仲介の質問ということですね。実は、「人間の薬剤師」さんが当の質問者であったということはないですよね。

仲介の質問であれば、これはお答えするべきではないと考えます。なぜなら、その犬にH2ブロッカーを処方されている獣医師が存在しているのではないでしょうか？　主治医に相談せずに薬用量の変更にかかわるかもしれないことを回答することは、獣医師としても、薬剤師としても、やってはいけないことだと思います。
まして、腎不全があるのであれば、その状況を勘案すっることは診察している者でないとできません。一般的な犬の薬用量は、こうなっていますという話で済ませてしまうことは、むしろよくないことと言えます。犬だからかまわないということにはならないです。

人体薬のH2ブロッカーは、薬事法の規制が緩和されましたが、もしも、そのような製品を診察なしに飼い主がかってに服用させようとしての相談であれば、これこそ止めていただきたいと思います。
人間であれば透析が必要なほどの腎不全であれば、獣医師にかかっていないはずはないと考えます。犬における薬用量を知らないというのは、恥でも何でもありません。当たり前のことですし、ましてそこまでの腎不全があれば、獣医師に尋ねるようにというだけで充分でしょう。
犬の容態に差し障りでもあったら、無責任だけではすまないことです。