高校生ということであれば、おそらく街の動物病院のことしか知らないかもしれませんね。まずは、街の動物病院の獣医師がほんの一部の仕事にしかすぎないことを知っていただくのがよいと思います。
獣医師の仕事というのは、本当に多岐にわたっており、社会に広く存在しています。

街の動物病院の獣医師というのも、動物よりも人と接するのが仕事ですよ。こちらがびっくりするような方に遭遇することがありますが、それでも腹をたててはいけません。なんとかなだめすかして動物の治療を受けさせる機会をもつようにしないとなりませんね。
どのような飼い主であろうと、飼い主が希望しなければ、強制的に動物をとりあげて治療する権限はありません。たしなめたり、叱ったりということは、動物の治療に支障が出てきます。昨今は一時的な衝動飼いや玩具と勘違いして動物を所有する飼い主さんが増えてきていますから、今からの臨床医さんは、動物よりも人間関係に強い獣医師像が求められるようになるかもしれません。求められるというよりは、そうでもないとトラブル続出になってしまうかもしれません。

具体的には、チーママさんが教えてくれている「動物よくある相談」をご覧下さい。