意見交換掲示板過去発言No.0000-200702-127
Re:けりーずはうす先生 |
投稿日 2007年2月16日(金)09時16分 投稿者 けりーずはうす
>避妊手術を受けた子がかかる子宮などの病気の割合が、若ければ若いほど低いという統計を見て、果たして7歳という年齢で避妊手術を受けた場合、やはりメリットの方が大きいのか?それとも、避妊してもしなくても確率的には同じくらいなのか?その辺りはいかがなのでしょうか? 少し訂正を致しますね。避妊手術後は子宮がありませんから子宮の病気にはなりません。 もちろん、全ての子宮は取り除けませんから断端の膿瘍は稀に見かけられますが これは以前にも議論に乗ったように、僅かながら卵巣が残ったことによるものであろうということです。 つまり、きちんと卵巣を切除すれば、その後の子宮に関する問題を抱えることはありません。 しかしこれが乳癌となりますと、少し話は違ってきます。過去の質問集をお読みになっているようですから このあたりもご存知かとは思いますが、これについては、巣からのホルモンの影響を受ける期間は 短ければ短い方がいいというのが定説です。 (これについては、過去質問集の先月分「雌犬の乳腺腫瘍と避妊手術の関係」をご参考ください) また、未避妊の犬の子宮の病気、所謂子宮蓄膿症にかかる確率ははっきりとは分かりません。 ただ私の経験上は、若いときから発情が不定期であったり、異常を感じる場合はほとんどの犬がこの病気に罹患するように思います。 では、正常な場合はどうかというと、実際には10歳以上の犬の3分の1から4分の1の確立ではないかと感じています。 子宮蓄膿症は、早くに発見できればそう怖い病気ではありません。 しかし、動物が食欲が低下するなど症状を示す場合は、人であれば、病期は2段階も3段階も進んでいる状態であると 認識していてください。そうでなければ、野生動物は捕食されたり、順位が下がったりするからです。 また、将来心臓疾患やそのたの内臓疾患を抱えた場合には、また麻酔の危険性も予測とは大きく外れてしまいます。 これは雌犬を飼う場合、直面する問題ですよね。 いずれにしても、大変なご決心が必要であろうと思います。
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