獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200702-14

腎臓病の早期発見のための検査について(猫)
投稿日 2007年2月4日(日)02時49分 投稿者 ねこまる

こんにちは。

先日友人の付き添いで主治医でない獣医さんに行きました。そこの先生が「猫ちゃんが年をとってきたので腎臓病の早期発見のために尿検査を定期的にしましょう」とお話になりました。「尿の比重」と「尿中蛋白と尿中クレアチニンの比率」を調べるとよいのだそうです。また、腎臓の異常は血液検査より尿検査の方が早く見つけられるということも教えてくださいました。

うちの猫も高齢なのでいいことを聞いたと思い、主治医の先生に話してみたところ、「比重をみるのはそのとおりだが、「蛋白とクレアチニンの比率」よりも、尿中微量たんぱく質(アルブミン)を調べる方が良い」と言われました。

どちらの方がいいのかわからなくなったので、電話で別の獣医さんにお伺いしたところ、「尿検査はあまり意味がない。血液検査をしないとだめです。」と言われました。

というわけで混乱しています。それぞれプロがおっしゃるのですから間違ってはいないのでしょうが、どの検査をしてもらうのが腎臓病の早期発見には一番いいのでしょうか?

また、血液検査が一番望ましい場合でも、尿検査ではクレアチニン比と微量蛋白のどちらの方がより腎臓病の早期発見に役立つ(可能性が高い)とお考えでしょうか?(獣医さんによってお考えが違うことは体験上承知していますので先生のお考えで結構です。)尿検査の方が手軽なので頻繁にするには向いていると思いますし、血液検査に異常が出る頃は既に症状がかなり進んでいるので尿検査の方が早期発見に役立つと聞いたので…(違うのでしょうか?)

総合的に判断する事が重要で理想的である事は承知していまし、年に1回の血液検査を含む健康診断はしていますが、もっと頻繁に気軽に出来る検査で猫の宿命病ともいえる腎臓病の早期発見ができればいいな、と思っています。

どちらがいい、といえない場合でも、蛋白クレアチニン比と、微量アルブミンの検査の意味(どのくらいの精度でどのような異常を推測できるのか、両者の違い等)を、また、そもそも腎臓病の早期発見のための定期的(例えば3ヶ月に1回)な尿検査の有効性についてお教え頂ければ幸いです。(「意味がない」とおっしゃる先生がお一人ですがいらっしゃいましたので)

お忙しいところ恐縮ですが、お時間のある時にお返事を頂ければ幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

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