意見交換掲示板過去発言No.0000-200702-196
Re:電解水の使用について |
投稿日 2007年2月23日(金)11時33分 投稿者 プロキオン
まず、「電解水」という言葉の定義を定めないとなりませんね。 1、ある液体を電気分解して得られた水のことを言う場合。 文字どうり「水」ですから、「水」以上の機能は考えられませんよね。 2、水を電気分解して得られた液体である場合。 本来、辞書などに「水の電気分解」として紹介されているのが、このケースなのですが、これは結果として「水素ガス」と「酸素」が得られ、電極となっている金属がメッキされる現象です。こちらのケースには「落ち」があって、「水」は「純水」では実は不都合なのです。通電性を考えて、塩化ナトリウム(食塩)を添加することがポイントです。 つまり、こちらのケースであれば、水は水素と酸素になって分解されて減少していきますが、分解されずに残っている液体は厳密には食塩水ということになります。 人間が温泉に入浴する際には、「酸性泉」「アルカリ泉」等があって、それぞれの効能を 謳っています。なかには本当に強力な酸やアルカリの温泉もあります。 これらに人間の皮膚が耐えることができて、それぞれの効能を得られるというのは、人間の皮膚の角化層の細胞の厚さが10〜15層の細胞の層から形成されているからです。 犬の皮膚においては、3〜5層の厚さしかありません。およそ1/3の厚さということになります。皮膚の平均のPHは人間が5,5であって、犬では7,5です。角化層の細胞の入れ替わりに必要な期間は、人間ではおよそ28日で、犬では薄いにも関わらず20日ということのようです。 犬の皮膚が人間の皮膚に比べていかに弱いものであるかがご理解いただけると思います。 人間を基準としたものの多くのものが、犬の皮膚にとっては不適なものとなるように考えます。
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