意見交換掲示板過去発言No.0000-200702-198
Re:電解水の使用について・追加 |
投稿日 2007年2月23日(金)16時36分 投稿者 老婆心
業界の回し者ではないのですが、電解水について。 電解水というものの科学的・化学的定義はありません。 しかし純水ではなく水道水(カルシウム・マグネシウム・ナトリウム・カリウム等が含まれている)は 少し電気を通すので電気分解され、平た〜〜〜〜くいえば ・陽極側は酸素とH+(水素イオン)ができ、酸性を示す ・陰極側は水素とOH-(水酸イオン)ができ、アルカリ性を示す この酸性水・アルカリ性水を、その業界の定義でいう電解水といいます。 そして、塩酸や食塩(塩化ナトリウム)が含まれているともっと電気が流れやすくなり また塩素(Cl)やナトリウム(Na)などがあると、電解水の、平た〜〜〜〜くいうと、強さが変わります。 前に「次亜塩素酸塩」「水酸化ナトリウム」と書いたような物質ができるためです。 増田さんがお尋ねの電解水は、市販品製造機?がたぶん3タイプくらいで 1.水道水やミネラルウォーターなどをそのまま使う→「酸性水+アルカリイオン水(pH9-10)」が生成され 一般的にアルカリイオン水で知られ医療用、美容用、食用で売られている 2.塩酸を加えた水道水→「弱酸性水(pH5-6)+弱アルカリ水」が生成され、酸性水は強力な消毒・殺菌用として使われる 3.食塩を加えた水道水→「強酸性水(pH2-3)+強アルカリ水」が生成され、酸性水は消毒・殺菌用、アルカリ水はタンパク・油汚れに使われる (そして、2と3の酸性水は平成14年に、厚生労働省令・厚生労働省告示により食品殺菌に使用できるようになりました) プロキオンさんが書いていらっしゃる「犬の皮膚のpH7.5」と(pH高いですね)1〜3を勘案すれば 3はpHが離れすぎなので不可、1と2がどうかな? でも2は「強力な殺菌消毒」とあるし..... 1のアルカリイオン水製造機は、メーカーによっては「ペットのお手入れに・・・美しい、ツヤのある毛並みになります」などとあります。 また、「温泉」もペット向けのものもあるご時世です。 自分の大事な家族です。よくよく考え確認の上で決定なさってください。
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