意見交換掲示板過去発言No.0000-200703-14
Re:高齢ウサギの子宮水腫 |
投稿日 2007年3月2日(金)00時41分 投稿者 チーママ
ただのウサ飼いです。ご心配ですね。 さて、お尋ねの事は、すべからく飼い主さん次第だとしかお答えできないと思います。 確かにウサギさんの全身麻酔は、皆さんが気にされますし、我が家の子のように麻酔が苦手(かかりにくく、さめにくく、立ち上がりが悪い)な子もいます。 そして、子宮水腫に関しては、ほっておけば全身状態が悪化して亡くなることも確かです。先生がおっしゃった「緊急手術は要しない」と言うのは、今日明日に決めなくとも命にかかわることではないが、しなければいずれは、と言うことですね。 では整理をして見ましょう。 このまま手当てをしながら最後を看取る場合。 ・どんなに長くても1年は持たない。 通常は数ヶ月のうちに、と聞いたことがあります。 ・段々食欲も落ち、全身状態も悪くなり、痛みも出てくる。 ・状態が悪くなってからの手術は、ますますリスクが高くなる。 手術をする場合 ・子宮水腫に限って言えば、さほど難しい術式ではない。 (ただし、ウサギの手術に経験豊富な場合) ・年齢的には麻酔のリスクは高くなる。 ・無事に済んだ場合は、まだ数年の痛みのない生活が期待できる。 先生は「通常ウサギの寿命は8年位なのだから、このまま看取っても、手術 をしても、一緒にいられる時間はそう変わらないのではないか。だから飼い主 さんの気持ち次第で良い」というお考えなのでしょう。 もう一度先生に、全身状態としてはどうなのか、他の病気を併発していないか、 先生の経験からは7歳の手術は大変危険だと思うのか、などお話を良く聞いて 判断されたらどうでしょう。 上手くいけば、最近は10歳のウサギさんも多くなっていることですから まだ数年は一緒に暮らせるかもしれません。 また、今現在一見元気にしているとはいえ、ギリギリまで弱ったのを見せ ないのがウサギさんですから、痛みや苦しさのストレスはあるはず。 痛みのコントロールは出来るのか。 そのあたりをお聞きになると良いと思います。 お大事になさってくださいね。 何かありましたら、ウサギ掲示板にもお越しください。 |
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