意見交換掲示板過去発言No.0000-200704-52
Re:心配しています;: 2 |
投稿日 2007年4月11日(水)10時48分 投稿者 プロキオン
投稿が2つになっていましたのでレスもそれぞれに分けました。本来の質問というのは、臍ヘルニアの方のことですよね。 出生時の臍帯の切除が長いからヘルニアになるわけではありあせん。長く残しても自然に壊死して乾燥凝固するものですから、臍帯の切断する長さは気にされなくてもよいでしょう。 今回のような臍ヘルニアは、臍帯の動静脈の出入り口が閉じることなく開いたままでいることが原因でしょう。これからどうなっていくかというと、ヘルニアの入り口であるヘルニア輪の大きさが大きくなっていくか、そのままであるかによります。ヘルニア輪が大きくなっていくことは、あまり良いことではありませんが、画像で見るとすでに犬自身もそこそこの成長があるようですから、そう大きさに変化はないのでないかと想像します。 ただし、妊娠したような場合を考えますと、腫大した子宮の影響でヘルニアの内部に腹腔内の大網や腹膜等が押し出されてくることも予想されます。 このような犬であれば、繁殖に用いない方が望ましいわけですから、避妊手術の際にいっしょにヘルニア輪を閉鎖するようにしています。
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