意見交換掲示板過去発言No.0000-200704-97
Re:犬ブルセラの人への感染と生殖について |
投稿日 2007年4月19日(木)03時59分 投稿者 パールちゃん
4月17日(火)16時55分の投稿者xさんは、ときどきここに書き込みをされる獣医師のxさんですか? もしそうならば、以前にも山下先生から指摘を受けられていましたが、私見と文献の区別をはっきりさせてほしいと思います。 「犬のブルセラはひとにとって脅威ではありません」は私見で、 「今の時点で犬のブルセラはひとにとって脅威ではありません」は文献、 「ちなみに、ひとにとって脅威となるのは家畜のブルセラです」も文献、 私はそう読み取りました。 この掲示板の常連さんは「xさんって獣医さんよね」と思って見ているだろうと思いますので、獣医さんがイヌブルセラはヒトにとって脅威じゃないよと言い切ってしまうことの影響力の大きさを私は危惧します。 過去、言葉の足りなさの指摘もありましたが今回もそれを感じます。獣医さんならば、イヌブルセラはヒトにとって脅威じゃないよ、のあとに「でも慎重にね」を添える配慮が必要ではないでしょうか。 「念のためにブルセラ感染犬には去勢・避妊手術を施していた方がいいと思います」と述べられていますが、もしxさんがブルセラ感染犬の去勢・避妊手術をされるとしたら自分やスタッフが感染しないように慎重になるでしょう。いつものオペとは違う心持ちでマスク・グローブ・ゴーグル・術衣を身に着けるだろうと思います。感染のリスクを抑えることに神経を使っていつもより念入りに身支度をするでしょう。違いますか? イヌブルセラ菌をもっている犬を切開するにあたり、人への感染を意識しないはずはないと思います。 それはつまり、イヌブルセラはヒトにとって脅威ではないと言い切ることと矛盾するのではないでしょうか。 脅威ではないという表現自体、なんのどの程度のことを指して脅威ではないというのか、失礼ですがとても無責任な発言に聞こえました。 そもそも、ヒトにとって脅威か脅威じゃないかなんて分けることこそナンセンスで、感染症であれば脅威に決まっています。 感染力は弱い、ヒトが感染しても重症化しない、そういう意味で脅威ではないと書かれたのならまったくもって言葉足らずだと思います。 ブルセラ・キャ二スのヒト感染について言い切ることができるのは、<わかっていることよりわからないことのほうが圧倒的に多い>だけなのでは?
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