意見交換掲示板過去発言No.0000-200705-136
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投稿日 2007年5月21日(月)17時22分 投稿者 プロキオン
昔というか、ジステンパーに対する治療法がなかった頃は、ジステンパーウイルス同士による「干渉作用」を期待して生ワクチンを血管内に注射するという方法がありました。 ただし、この方法は、ジステンパーに罹患している犬に対してさらにジステンパーウイルスを投与するということになりますので、賛否の分かれる方法でした。また、直接血管内に投与するということも少しでも早い処置が必要という意味であって、時間を争うものでした。その投与のタイミングを逃してもしまうとあまり効果が期待できないと言われてきています。 効果のみられた症例もあるとのことですが、昨今はインターフェロンが流通していますので、これに取って代わられたように思います。また、インターフェロン自体も早期の適応でないと成績はいまひとつのようです。 なお、ジステンパーによる神経症状は、ウイルスの直接的な影響ではなく、免疫を介して生じると説明されていますので、ジステンパー罹患後の1〜6ヵ月後に発生する突然の麻痺に対しては、このような治療方法では抑止効果は期待されない方がよろしいように思います。
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