意見交換掲示板過去発言No.0000-200706-62
Re:インコの孵化の相談 |
投稿日 2007年6月11日(月)14時34分 投稿者 プロキオン
自然界において、小鳥が雛を育てるのには、やはり適した季節があります。雛が孵化しなかった鳥では、この季節を逃さないために直ちに次の産卵に入ります。 鳥が産卵から抱卵にスイッチが切り替わる「卵の数」が1クラッチということになりますが、この1クラッチに満たないうちに卵を取り去ると、母鳥は卵を産み足して1クラッチにしようとします。この性質を利用して卵の数を増やそうとした究極の姿が採卵鶏です。 # 卵巣には、必ず1クラッチ以上の予備にあたる卵胞が用意されています。 一旦、抱卵していても卵に発生や発育が見られずに、冷たい卵であれば、親鳥は異常を感じて卵の抱卵を中止して、無精卵や死篭り卵によって巣が汚れるのを嫌って、卵を放棄してしまいます。 そして、育雛の季節に間に合うように 次の産卵に入ります。 これは、自然界と切り離されてしまった飼鳥においても、まだまだ残されている野生の血と言ってもよいのでしょう。発情、産卵、抱卵、育雛は、まだ人間の手の中にある部分よりも自然の世界にある部分の方が大きいわけなのです、
|
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |