意見交換掲示板過去発言No.0000-200707-150
Re:熱中症 |
投稿日 2007年7月24日(火)15時34分 投稿者 けりーずはうす
見た目が日本犬に近いのであれば、ある程度の暑さには対応は可能ではあるでしょうが、初めての夏であれば、十分な注意は必要です。 日本犬はダブルコートといって硬く色の濃い毛と、綿毛の様に柔らかく細かい毛の2種類生えています。 後者の方は所謂「冬毛」と表現され、冬の寒さから体温を保つのに役立ちます。 まずはこの冬毛をブラッシングなどできちんと抜いておくことがとても大切です。 家の中でも自由に移動できるのであれば、犬や猫は涼しい場所を知っていますから、そのまま本人の好きなようにさせておいてもいいとは思いますが それでも、何かしてあげるとすれば、夏用の涼感マットなどが販売されています。 ステンレス製のものや、保冷剤を専用のカバーに入れて使用するものなどバリエーションも様々です。 犬が好みそうなものを選んで使用すればいいでしょう。 >扇風機をかけていて窓全開なんですが 残念ながら、犬は全身に汗をかく動物ではないので、人のように扇風機で涼しくなるということはないです。 涼しさを感じるとすれば、舌だけでしょう。 ただ、空気を動かし、風を入れるという意味であれば十分効果はあるでしょう。 熱中症の症状は、通常の暑さの時よりは遥かに速い「パンティング」という呼吸状態になります。 この時、唾液を飲み込むことをしないので、ダラダラとヨダレを垂らすことになります。 もう少し進むと、動作が緩慢になりあまり動きたがりません。 さらに意識はありますが、立ち上がらなくなったり立ち上がれなくなります。 この段階になりますと、体温は41度前後となっており、早急に治療が必要な状態になっています。 最終的には呼びかけにも反応しない意識朦朧の状態となります。 意識がない状態になりますと、救命率はかなり下がります。 おかしいと思われたら、犬の体を冷やしつつ、病院に駆け込んでください。
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