意見交換掲示板過去発言No.0000-200707-39
Re:猫エイズ |
投稿日 2007年7月8日(日)11時41分 投稿者 プロキオン
様子を見ておりましたが、レスがないようですので私から。 まず、正確な状況判断が必要かと存じます。これは、今発症している口内炎が猫エイズにかかわっているものか、猫において我々が日常の診療でよく遭遇する慢性口内炎であるかという点についてです。 慢性口内炎であれば、メチルプレドニゾロン製剤が著しい効果があって症状の改善を期待できるはずです。ところが、猫エイズであれば、この製剤の摘要がはたして適切なことなのかという問題が出てきます。 投稿から推測するに主治医の先生も、この点を懸念されてのことかと思います。 口内炎、歯肉炎の状況がどの程度のものであるかが、まず肝要です。抜歯云々は難治性口内炎では、治療の選択肢の1つであって、抜歯が必要とされる患者であれば、それなりに良い結果をもあたらしてくれるはずです。 ただ、短絡的に抜歯のみが治療ということでもありませんので、そこに至る過程での治療というのもあるわけです。そこに至るまでという点が大事であって、傍から見ているだけでは(ネットでは、まったく診ていないわけになりますが)、その点がまったく把握も理解もできかねてしまうのです。 ネットでは、どうしても0%か100%とかという質問になってしまいがちです。そういうことになってしまうと答えようがなくなってしまうわけなんです。 どのよう口内炎なのか、それが今どのような状態であるか、猫エイズウイルスは動いているのかというような事があって、それから、選択肢の中で最良のものは、抜歯なのかという判断をしていかないとなりません。
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