意見交換掲示板過去発言No.0000-200709-11
Re:幽門狭窄の手術について |
投稿日 2007年9月4日(火)01時15分 投稿者 田口正行
幽門狭窄の手術には、いくつかの方法があります。 幽門の粘膜を残して外側に切れ目を入れる方法や、縦に切って横に縫合して内腔を広げる方法、Y型に切れ目を入れてV型に縫うことで内腔を広げる方法などです。 いずれにせよ、もしも失敗しても再手術は可能な場合が多いと思われます(縫合不全などが起こって、腹膜炎を起こせば別ですが)。 ですから、これらの手術では、よほどのことがない限り取り返しは効くと思われます。 あとは、幽門狭窄と間違われやすい病気ですが、 例えば巨大食道症などのようにダラダラと胃内に食事が流れることがあると、レントゲンでは胃袋からの流出障害と間違えることがありますし、神経的な腸管の運動障害でも胃からの流出は遅れてきます。 これらの鑑別は大切だと思います(主治医の先生が、きちんと見られていると思いますが)。
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