意見交換掲示板過去発言No.0000-200710-160
Re:犬の出産 |
投稿日 2007年10月25日(木)16時21分 投稿者 けりーずはうす
今回の場合、その年齢からしますと初めての発情期での交配だと推測されます。 また、その交配は獣医師にスメアー検査を依頼して排卵日を特定してからの決定であったのでしょうか。 もしも、初めての発情で、しかも獣医師の診断がなくての交配であれば、出産がずれることはあるかもしれません。 犬の出産予定日は、「排卵日」から63日と想定されていますが、実際に排卵日を特定するのには 血液検査が必要ですので、便宜上「交配日」から数えることになっているのが慣例です。そうしますと、犬の排卵日は、発情出血から平均10−14日ですからその時点ですでに4日も出産予定日がずれてしまいます。 しかし、別の研究データでは、発情出血から25日目で排卵を迎えた個体もいるようです。 そうしますと、当然計算上の妊娠期間は大幅に長くなってしまうということです。 たぶん、きなこさんの柴犬さんの今回の交配は、排卵日よりもかなり早くに行なわれたということが推測されます。 それは、子犬の出産が問題なく遂行し、大きさも異常に大きくなかったことから通常の妊娠期間を経ていていたということが考えられます。 また、犬の精子は人よりも長く子宮内で生存しますので、こういったこともありえるということでしょう。 できれば、犬を産ませる場合は2回目の発情期以降に生ませるのが理想的であり、さらに言えば獣医師により スメアー検査を受け排卵日を2−3日以内に特定してから交配されることをお薦めいたします。 また、妊娠か否かはエコー検査を受ければすぐに診断できますし、出産間際であればレントゲンを撮っても問題ないので 子犬の数を特定することも可能ですし、大体ですが出産が近いかどうかもわかりますよ。
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