意見交換掲示板過去発言No.0000-200710-190
Re:チャボの卵の孵しかたを教えて |
投稿日 2007年10月30日(火)16時30分 投稿者 プロキオン
鶏の卵であれば、実験で人間が胸やおなかに抱いて孵化させたというのがありますが、普通は孵卵機を用います。 これは鳥の体温が40度ありますので3週間に亘って、その温度を維持するにはありあわせのものでは何かと不都合だからです。また、温度だけでなく湿度と転卵が必要で、そうしないと胚が正常に発育しないからです。 温度自体は、多少むらがあったり、低くても、それですぐ駄目になってしまうということはありませんが、孵化までの時間は変わってきます。湿度も孵卵機の中であれば水を補充しておくだけですみますが、霧吹きを使用するのであれば、水の温度やかける程度を工夫しないとなりません。 卵の殻のヒビですが、発育鶏卵にウイルス検査材料を接種したりする際には殻を少しばかり剥がして、そこから接種します。そのような時にはパラフィンでその孔を塞いだりしますが、これはとくにこだわらなくても量を控えれば、樹脂のようなものでも良いと思います。 卵が生きているかどうかは、検卵機で検査しますが、これは胚が生長してきてしまうと真っ黒になって確認しがたくなります。胚の生長を追いかけて観察してきているのであればよいのですが、途中からいきなり見た場合は、まっくろで判別しかねるというケースもあるかもしれませんね。それでも、血管の血液の流れが確認できれば、生きていることになります。
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