意見交換掲示板過去発言No.0000-200711-111
Re:釣虫 |
投稿日 2007年11月30日(金)17時44分 投稿者 プロキオン
猫に対しての釣虫の寄生ということなのですね。私たちが普通遭遇することがあって、承知している釣虫は、Ancylostoma canium という名称であって、その中に”犬”を意味する単語が入っています。つまりは、「犬釣虫」ということであって、犬に寄生するということになります。 # もっとも、そのこと自体にこだわる必要はありません。猫にでも寄生することはあると考えられますし、私は遭遇したことがありませんが、「猫鉤虫」も存在しています。 この寄生虫は、経口感染、経乳感染、胎盤感染という3つの感染経路が主なものなのですが、時として感染仔虫による経皮感染も存在するようです。 つまり、一旦汚染されると(猫や犬だけでなく、飼育環境も)、それだけ清浄化するのに時間と手間がかかるということになります。駆虫薬そのものは、動物病院で処方されている線虫用の駆虫薬で効果はありますが、単一回数では駆虫しがたいです。必ず、何回かの投薬が必要となります。 一旦感染しているものを 複数回の駆虫で落としますが、飼育環境中から再度の感染が繰り返される可能性があります。 根気よく清浄化をはかっていくことになると思います。
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