獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200711-111

Re:釣虫
投稿日 2007年11月30日(金)17時44分 投稿者 プロキオン

猫に対しての釣虫の寄生ということなのですね。私たちが普通遭遇することがあって、承知している釣虫は、Ancylostoma canium という名称であって、その中に”犬”を意味する単語が入っています。つまりは、「犬釣虫」ということであって、犬に寄生するということになります。
# もっとも、そのこと自体にこだわる必要はありません。猫にでも寄生することはあると考えられますし、私は遭遇したことがありませんが、「猫鉤虫」も存在しています。


この寄生虫は、経口感染、経乳感染、胎盤感染という3つの感染経路が主なものなのですが、時として感染仔虫による経皮感染も存在するようです。
つまり、一旦汚染されると(猫や犬だけでなく、飼育環境も)、それだけ清浄化するのに時間と手間がかかるということになります。駆虫薬そのものは、動物病院で処方されている線虫用の駆虫薬で効果はありますが、単一回数では駆虫しがたいです。必ず、何回かの投薬が必要となります。
一旦感染しているものを 複数回の駆虫で落としますが、飼育環境中から再度の感染が繰り返される可能性があります。
根気よく清浄化をはかっていくことになると思います。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。