獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200711-66

Re:Re:Re:助けてください。
投稿日 2007年11月18日(日)12時36分 投稿者 プロキオン

昨日、私は、まるこさんの「助けて下さい」とtomoniさんの「子宮蓄膿症」を混同してレスを書いてしまっていたのですが、本日の投稿を読むとハンドルネームは異なっていても同一の方と受け取っていてもよいのですよね。

tomoniさんが血液データーを書き込んでくださっていますが、これは貧血が疑われる、白血球が増加しているというデーターですね。
子宮蓄膿症とフィラリアに関する部分は、そこにはありません。子宮蓄膿症であるかとか、フィラリア症であるかという判断まではできません。BUNとCREAの数値は高くないので、腎不全という判断もまだできません。こちらはまだ判断を控えるべき段階かと存じます。


>手術が出来ないのは、貧血のせいだそうです。貧血が治ればいいのでしょうか?

繰り返しになりますが、患者を診ていませんから、貧血が改善できる貧血なのか、輸血の可否も判断するわけにはいきません。
Aという獣医師の技量とBという獣医師の技量は、当然異なっているはずです。双方の獣医師を知っていて、その手術を見たことがないと判断できないことです。実際にメスと執る者が「できない」と言っているのであれば、その先生は手術する意志がないということになるでしょう。
そもそも、手術というのは子宮蓄膿症の手術のことですよね。フィラリアの手術もいっしょにやってしまおうという意味ではないですよね。単一の子宮蓄膿症の手術であっても、「可能」と判断する先生もいるかもしれませんし、「不可」とする先生もいるかもしれませんし、メスを執る獣医師も違いますし、なによりも患者である犬が品物ではありません。単一の規格品ではないのですから、同じ疾病であっても病状はみな違っています。
私は患者の犬も診察していませんし、主治医の先生も存じ上げません。不確定要素ともうひとつの不確定要素を組み合わせたものを判断するということを私はいたしません。
こちらも 繰り返しになりますが、お尋ねの件は、実際に診察できる立場の方にお尋ねするべきです。
現在の主治医が手術の意志がないのであれば、手術が可能であるか否かは、別の診察できる獣医師に診察していただいてからお尋ねするべきでしょう。





◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。