獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200712-13

Re:犬鉤虫の経皮感染
投稿日 2007年12月3日(月)18時25分 投稿者 けりーずはうす

大抵の寄生虫は、便の中に卵の段階で排泄されます。そして卵は宿主(犬、猫、人など)の体の中に入って初めて孵化をして
幼虫になり、最終的には成虫に成長します。

あくまでも卵の段階が感染する段階なのです。
鉤虫は、経口、経胎盤、経乳汁、経皮感染が可能ですので、ご相談の幼虫が体外にあって感染源とはならないのですが
卵は、皮膚にたまたま傷があったりしてそれに接触すると感染する可能性があります。

鉤虫に感染している可能性のある犬を触る時、あるいは便の始末をする時は手袋をしておくほうがいいでしょう。

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