意見交換掲示板過去発言No.0000-200801-119
Re:Re:Re:ワンコの体に蚊に刺されたようなシコリがあります |
投稿日 2008年1月22日(火)02時21分 投稿者 パールちゃん
「できてしまっているのだから処置を考えないといけない」ということはないですよ。ほっといても大丈夫と獣医さんが言っているならほっといてもいいんです。ただし、ほっとくといっても飼い主がなにもしなくていいということではなく、飼い主には飼い主の役目があります。それは、その部位に変化がないかよく観察すること、体全体のチェック、あとは食欲や元気や排泄など日常生活をよく見ることです。 犬の体にできるコリコリは「50・50」という言い方をされます。コリコリのうち50パーセントは腫瘍ではなくニキビのような単なる脂肪の塊や結節などで腫瘍は残り50パーセント。その腫瘍も50パーセントは良性でほっといていいものも多く、残り50パーセントが悪性、いわゆる、がん。心配と安心は2段階で確率は半々なんです。少しは気が楽になるでしょう? ほっといてもいいと言われるからよけいに心配になるんですよね。でも、そんなに心配なら切って検査してみますか?と獣医さんに言われたら迷うでしょう。だけど、これはすぐに切らないといけないよと言われるよりずっとずっとマシです。心配や迷いは飼い主が心を痛めるだけで済むこと、犬自身は心配も迷いもしません。心配して迷ってどうしようどうしようと犬を見つめるより、獣医さんにとことん相談して心配をなくして笑顔を見せるほうが犬は喜びますよ。 組織検査は、コリコリが腫瘍なのかそうでないのか、腫瘍だとしたら良性か悪性かを見ます。「ワクチン注射をするくらい簡単に出来るのでしょうか?」との問いですが、それは比べることはおかしいです。そもそもワクチン注射だって、免疫獲得のために犬の体のなかで起こることは外に見えないだけで簡単なことではないのですから。 組織検査は犬に大きな苦痛を与えるものではありません。まったく痛みがないわけではありませんが、組織検査をしたほうがいいと判断されたら犬にはちょっとガマンしてもらうべきです。犬は痛みには強いです。避妊手術でおなかを切ったすぐあとに走り回るくらいですから。 検査の結果、もし悪性だったとしても、すぐ切除する場合と転移の可能性や進行度によっては少し様子を見るときがあります。良性だった場合は多くはそのままにしておきますが、できた部位や大きさが生活に支障を与えるようなら切除することもあります。 メスを入れることをとても気にしているように見受けられます。気持ちはわかりますが必要とあらば飼い主は決断しないといけません。オス犬ですが去勢手術はまだですか? 去勢手術をしてみればその回復ぶりに「なんて簡単なんだ」と気が抜けると思いますよ。 もし去勢手術がまだならコリコリを気にするよりも去勢手術をしていないことを気にしてください。未去勢のオスビーグルは前立腺炎や前立腺ガンをよく発症します。歳を取ってからそうなって、歳のせいで麻酔をかけるのは危険となったら苦しむのを見ているしかなくなります。若くて元気なうちに去勢するのがいちばんの病気予防になりますよ。
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