獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200802-147

Re:猫の耳ダニについて
投稿日 2008年2月29日(金)15時18分 投稿者 ケイ

猫の耳ダニについてですが、一般的にカイセン(ショウコウヒゼンダニ)と呼ぶ場合もあります。眼では確認できないダニですよね?
注射を何回かということですがおそらくイベルメクチンの注射剤だと思われます。
成虫が卵を産み増えていくことから孵化したものや成虫をイベルメクチンで殺し、
次の回の注射で、卵から孵化したものをまた殺すということを繰り返します。
卵の中には薬が効きにくいからです。
注射を3〜4回定期的に薬効量うてば殆ど完治すると思います。
私は市販の薬を耳に入れると指導したことはありませんので市販薬についてはわかりませんがイベルメクチン系の薬は要指示薬のため、市販はされていないはずです。
現在、あるメーカーからイベルメクチンに類似したセラメクチンを成分としたスポットタイプの薬が動物病院に卸されているころもあります。
効能にもカイセン・蚤・回虫・フィラリアとあり、主に猫用としてありますので
獣医師に猫を連れて行き、処方してもらう相談されてはいかがでしょうか?
尚、多頭飼育で同じ症状の子がたくさんいるということでしょうか?
多頭飼育でお金がかかるのは当然というのが結論なんですが、
カイセンも人畜共通感染症のひとつですので人に害を及ぼす前に
お金がかかりますが猫のことを本当にお考えならば、
担当医と金額や処置法については薬事法絡みもありますので良く相談されて他の猫に蔓延させないためにも早期の確実な方法での駆除をお勧めします。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。