意見交換掲示板過去発言No.0000-200802-23
Re:巨大結腸の手術について |
投稿日 2008年2月4日(月)20時19分 投稿者 田口正行
ネコは腹腔から骨盤腔への入り口が狭い動物です。 このために簡単な原因で排便障害を起こしてしまい、二次的に結腸の拡張を起こしてくる場合があります。 よく見られる原因は骨盤の形態が異常になっている事で、多くが交通事故に関連しています。 他には腰椎と仙骨の間などでの神経的な異常などでも排便障害が起こることがあります。 治療法には、便を柔らかくする薬、線維質などを使う、大腸を短くしてしまい便からの水分の吸収を抑制する。 骨盤の入り口を広げるなどの方法があります。 骨盤を広げる方法については、プレートを使う方法や恥骨を切り取って坐骨の間に移植する方法、恥骨坐骨を切除して骨盤の腹側への逃げ道を作る方法などが報告されています。 手術が適応かどうかについては主治医の先生と相談されることをお勧めします。
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