意見交換掲示板過去発言No.0000-200802-65
Re:Re:Re:猫の亡くなった理由。 |
投稿日 2008年2月14日(木)23時11分 投稿者 りんママ
まーさんへ ご愛猫を突然亡くされ原因をしりたいと言うお気持ちがよくわかります。 ただの飼い主ですが、ご参考までにお聞きくださいね。 まーさんの猫さんがどのような飼育環境 1.完全室内飼いか、出入り自由か 2.血液検査などの定期健康診断を行っていたか 3.太っていなかったか、最近体重の増減に変化がなかったか 4.飲み水の量や尿量に変化はなかったか 5.食欲がなかったり、あるいは食欲旺盛になったりしていなかったか などが、わかりませんが 人間も生活習慣病、メタボリック症候群など肥満による健康障害が言われているように、糖尿病も若い個体よりは中老齢の動物や肥満の動物に見られます。 飼育環境については猫の場合完全室内飼いであれば、ウンチやおしっこ、飲み水の増減や食餌管理が出来ますが、内外自由にしていれば、実は別宅が他にもありそこでもご飯をもらっていたり、外でウンチやおしっこをすることで尿量や飲水量などの把握が出来ませんので十分な健康管理ができません。 猫に限らず動物は、体の具合が悪くても言葉に出して飼い主に訴えることが出来ません。 たとえ具合が悪くても飼い主に対してさえも元気を装い隠そうとします。 それは、自然界の中で弱いものや病気のものは淘汰(死)を意味するからなのですね。 だから、飼い主から見て明らかに具合が悪い場合、すでに状況は悪化し予断が許せない緊急事態であることもしばしばです。 朝まで普段と変わらず散歩もしたしご飯も食べていたのに亡くなったのはなぜ?ということもあるのです。 実際に何が死に至らしめたかは、剖検(病理解剖)をしなければわかりませんし剖検をしたとしても病因がわからないこともありますし、逆に剖検をしたことで隠れていた(わからなかった)病気がわかることもあります。 その時になって「そういえば、年のせいと思っていたことが実は病気のせいだったのかも」と思い当たることがあります。 中高齢になると飼い主が、少しでもおかしいな?普段と違うな?と思えば主治医の先生にお伝えして、早めに診察をしていただくことで少しでも病気の早期発見に繋がります。 糖尿病なども病気が進行してきて初めて気がつくことも多いですから、具合が悪いときだけ病院に行くのではなく、中高齢になると内臓も衰えてきていますので、年一度は健康診断を兼ねての血液検査を行うことで健康管理にもなりますから。 動物は私たちと同じ年月を生きる間に私たちの数倍の早さで老いていきます。 いつもと違うと思えば様子を見ないで、病院で診ていただくことがよいと思います。 今回、血液検査の結果糖尿病との診断が出ていますので、猫さんにとってある日突然ではなく加齢に伴い徐々に病気が進行していったのだと思います。 猫の場合は、犬に比べるとわかりにくいということもあるようです。 糖尿病で突然死ぬことがあるか?と問われればそのようなケースもあると言うことになりますね。 かけがえのない小さな家族がくれた思い出は、まーさんの心の中で生きています。 猫さんのご冥福をお祈り致します。
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