意見交換掲示板過去発言No.0000-200803-52
Re:吸収性縫合糸について |
投稿日 2008年3月13日(木)23時23分 投稿者 プロキオン
行きがかり上、私からレスをつけますが、この質問は主治医の先生になされた方がよろしいでしょう。 と言いますのは、一口に吸収糸と言ってもみなが同じ製品ではありません。モノフィラメントの製品もあれば、ブレイド(複数のより細い糸を編みこんで1本にしてあるもの)の製品もあります。原材料の成分も製品によって違いがあります。 私が承知している11の製品の中では、抗張力は2〜6週間の範囲ですし、吸収されるまでの期間となると60〜210日くらいの範囲ということになっています。そして、吸収期間というのは、同じ製品でも60〜90日の範囲というような説明になっていますし、別のある製品では90〜120日くらいであったりします。成体の炎症反応によって分解吸収されますので、常に一定の数字ということにはなりません、かならず幅があり、その幅も製品によって異なります。 すなわち、吸収糸の製品名もしくは成分名によって、どのくらいということになると思いますので、どの製品を使用したかを知っている者つまり主治医の先生にお尋ねしないと回答にならないように思います。 皮膚縫合に吸収糸を用いている場合は、まずもって、メーカーの述べている期間もつということもないようです。これは、相手が動物だからですね。
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