アドバイスをお願いしますとありますが、何のためのアドバイスなのでしょうか？
死因を究明するためであれば、病理解剖や組織検査が必要です。
治療が適切であったか否かであれば、患者を診察している必要があります。

動物は生きているわけであって、決して工業製品ではありません。すべての個体にオールマイティな治療法というのはありません。患者にあわせて治療法を選択しますし、匙加減もあります。
患者が死んだのだから、それが誤っていたと考えたくはなると思いますが、正しくても亡くなってしまうことも普通にあります。
医療訴訟の多さというのは、そこに基因しますし、裁判がむずかしいというのも、そこにおける過誤を証明しなくてはならないからです。

たとえ、獣医師であろうと、その場に立ち会って治療に参加していなければ、診断や治療が適切であったか否かは判断できることではないのです。
このような事を言うと、よく獣医師同士で庇いあっていると言われてしまうのですが、どこの誰ともわからない獣医師を庇わなくてはならない義理も理由もありません。正直な話として、当事者同士で話し合っていただくしかないのです。
もとより、命が大切でないなどというつもりもありませんが、その病院に納得がいくまで説明を求めるしかないのではないでしょうか。