うちにも同じような境遇だったビーグルがいます。レモンちゃんの倍以上の歳で、うちに来てからまだ3ヶ月ですが・・・。
ビーグルは猟犬として、吠えながら走り回るというもともとの習性があります。そうやってウサギなどを追い回して、鉄砲をもってあとを追う主人の助けをするんですね。それを思うと、やたらと吠えて散歩でぐいぐい引っ張るほうが、おとなしいビーグルよりビーグルらしいビーグルといえます。人間の役に立つために「吠えて知らせろ・走って追いつめろ」の犬になったのに、現代のペットのビーグルは「吠えるな・走るな」と言われてしまう・・・。ペットのビーグルたちは本能にフタをしてカギをかけて、私たちのそばにいてくれているんです。こういうことを考えるとますますいとおしいですよね。

うちの子になったビーグルも、来たときはやせっぽちで、あちこちにイボがあり、肛門周囲腺腫と思われる大きな腫瘍もありました。年齢的に手術は危険でしたが、消えるはずだった命がつながったこの子の運の強さに賭けて、腫瘍摘出の手術を受けました。麻酔の覚めがよくなく心配しましたが、がんばって乗り切り、今では生まれたときからここにいるみたいなデカい態度で我が家で暮らしています。
境遇も病気もレモンちゃんに似ているので、またなにか心配事があったらいつでもここに書き込んでください。お互いに勉強しながら、ビーグルを大切にしていきましょう。

ちなみに、うちのビーグルも、来た当初は1匹だけにして私の住まいとは別棟につないで置いておいたら、吠えて吠えて吠えまくり、声が枯れるまで何時間でも吠え続けていました。それが、私の住まいに移して室内と庭を自由に動き回れるようになり、先住犬2匹ともいっしょにしたら、ぴたりと吠えなくなりました。何十頭もの仲間と集団で狩りをするビーグルは、孤独に弱いです。仲間がいて、起きる寝る食べるはみんなに合わせる団体行動をするのがこのうえない喜びのようです。
私が今まで飼った犬はみんな「わたしだけを見て、わたしだけを愛して」のオンリーワン願望の犬ばかりです。オンリーワンじゃなくてもいいよの犬はこのビーグルが初めて。そういう点でも、ビーグルっておもしろいな〜と魅力を感じています。