発作は1月も4月も1回ずつでしたか? それとも何度もでしたか? 3分以内で治まるような発作ではなく、5分以上続く発作でしたか?　注射を打ち、座薬を出されたということは4月は繰り返し何度も発作を起こしたのでしょうか? 次に発作が起きたら抗てんかん薬を始めるということは、検査をいろいろしてはっきりてんかんだと確定したということでしょうか?
てんかんではない可能性はどうなのでしょう。去年に背中の神経を痛めたことやそのときもしかして頭を打ったことなどがてんかんのような症状の原因になっているということはないですか。発作の様子をくわしく書いてもらえるといいのですが。。。
もしてんかんだとして、薬代が月にいくらかかるかはかかりつけ獣医さんに聞くほうがいいです。薬の種類や量によって、また病院によって料金はまったく違います。てんかんの種類や発作の度合いによって薬は1種類だったり2種類を併用したりしますから、それだけで薬代は大きく異なります。薬代の目安を聞くのはぜんぜん失礼なことではなく、むしろ前もって聞くほうがいいです。てんかんは薬を飲ませないと死んじゃうというものではないですし、薬の副作用によってはその子らしさを失うこともあるので、飼い主の決断として「抗てんかん薬は使いません」という選択もありです。私はうちの犬に抗てんかん薬は使っていません。もともと大食漢なので、それが抗てんかん薬の副作用で食欲の鬼になって一日中食べることだけに目をギラギラさせるようになると、食べること以外の楽しみを犬が感じなくなりそうで日常生活をコントロールできなくなるからです。普通に食べ、喜怒哀楽を示して暮らし、ときどき発作・・・です、うちは。
発作時のメモを取ると、どんなときに発作を起こしやすいかがわかってきます。天気・気温・湿度・風の強さ(うちの犬は低気圧が近づきつつあるときがダメです)、発作を起こした場所・時刻・様子・発作の長さ、発作数日前からの生活環境の変化(叱られた・留守番が長かった・散歩やゴハンの時間がズレた・来客があった・よその犬に会った)などのメモは、今夜あたり発作が起きるかもと予測するのに役に立ちます。発作を起こしている最中は、まぶしい明かりは消す、大きな声は出さない、抱き上げたりゆすったりしないなどが気をつける点です。発作が治まったあとはふらついたりするので物にぶつからないよう回りを片づけてください。ヨダレを出したぶんノドがカラカラに乾くので、頭を下げさせて少量の水を舐めさせると早く落ち着きます。うちは牛乳でもおなかをこわさないので、人肌にあたためた牛乳を少しだけ飲ませます。
もし抗てんかん薬を始めるのなら、副作用や注意点について獣医さんからよく説明を受けてください。薬の種類によっては厳密に摂取塩分量を守らなければいけないものがありますからゴハンやおやつに制限が必要になります。それと、自己判断で薬を減らしたり止めたりすると激しい発作を引き起こすことがあるので投薬は必ず獣医さんの指示を守ってくださいね。