意見交換掲示板過去発言No.0000-200806-13
Re:ウサギの癌について |
投稿日 2008年6月3日(火)17時25分 投稿者 チーママ
ただのウサ飼いですが。 12歳のご長寿ウサギさん。本当に良くお世話なさったのですね。 汚れた部分を洗う事は、皮膚感染を防ぐ為にも必要な事だと思います。汚れたままですと皮膚炎になりやすく、ただれて細菌感染でもおこすと、大変厄介な事になります。 ただ、通常はぬるま湯より、ウサギさんの体温(38〜40℃)に近いお湯を使います。 人間でも具合が悪い時は、ぬるすぎるお湯ですと冷たく感じます。人間にとってぬるいという事は、ウサギさんにとっては冷たいと感じるはずです。 我が家もお尻を洗う事がありますが、ぬるい温度より、多少熱めの方がビックリせずに洗えます。(洗っているうちに、こちらの手がぽかぽかしてきますが) ウサギさんが嫌がらないなら今の温度でも良いでしょうが、嫌がるそぶりをしたり、ビクッとするようなら、試しに温度を上げてみてください。 大事なのは洗った後です。ドライヤーで皮膚まで十分に乾かしているでしょうか? ウサギの皮膚は湿気にとても弱くて、湿ったままでは皮膚炎を起こして簡単に毛が抜けてしまいます。(なので、おしっこがかかるような状態だと、すぐに丸むけになってしまう事が多いのですね。) 洗った後はドライヤーで毛がふわふわ、皮膚がサラッとなるまで、十分に乾かしてあげてください。皮膚炎の多くは、何も使わずお湯で洗って十分に皮膚を乾燥させるだけで、数日で毛が生えてくる事が多いものです。「清潔と乾燥」これがポイントです。多少皮膚が赤くただれていても、何もつけなくてOKと獣医さんに言われ、確かにそのように経験しています。 十分乾燥させているのに毛が抜けるなら、腫瘍の進行による抵抗力の低下もあるのではないでしょうか。その場合は、アガリスクなど何らかの抵抗力をサポートするものを処方してくださるかもしれません。 痛みの様子はありませんか? 落ち着きなく居所を変える。丸くうずくまって歯ぎしりをしている。内蔵に異変がある場合は、丸くならずに体を伸ばして横たわり、目に力がなくボーっとしていたり歯ぎしりをしたり、落ち着きなく居場所を変える事もあります。 痛みがあるようなら、鎮痛剤などを使ったペインコントロール(痛みの調節)も必要かもしれません。この場合は、抗生物質と鎮痛剤の相性が悪い例もあるようですので、抗生物質をお使いの場合は、獣医さんに良くご相談下さい。 以上の事をしても、どうしても患部を噛んでしまう子もいるようです。 テーピングやカバーなど、何か良い方法がないか、獣医さんとご相談くださいね。 またこれとは別に、梅雨時ですので、急に冷えたりもします。具合の悪いウサギさんに冷えは禁物ですので、保温に注意してあげてくださいね。 少しでも安らかに日々がおくれますように。心から祈っております。
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