獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200809-68

Re:Re:Re:溶けない糸の副作用  
投稿日 2008年9月13日(土)12時41分 投稿者 プロキオン

>みんさんへ

ミーコさんがご紹介してくださっている先生が取り上げられているのは、「絹糸」と「クロミックガット」の縫合糸のことですよね。

どちらの縫合糸も動物由来の異種蛋白質からつくられていますので、炎症反応は、より強く現れます。
とくにクロミックの方は「吸収糸」です。縫合部位に生じる炎症によって「糸」を分解するように意図して製造されております。ですから、糸が吸収糸でありさえすれば、問題がないということではありません。炎症反応の強さということであれば、吸収糸でない方がよいことになってしまいます。
もっとも、昨今ではこの問題ありますので、糸が分解されるまでの時間や使用部位によって、炎症反応の少ないであろう合成吸収糸の中から選択して使用するということになっています。

みんさんの場合ですと、犬の体質を見極めてのこととなる必要がありますが、体質に問題がないのであれば、非吸収糸でもかまいませんし、問題があるのであれば、吸収糸であっても糸の種類を検討しなくてはならないと思います。


◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。