意見交換掲示板過去発言No.0000-200809-68
Re:Re:Re:溶けない糸の副作用 |
投稿日 2008年9月13日(土)12時41分 投稿者 プロキオン
>みんさんへ ミーコさんがご紹介してくださっている先生が取り上げられているのは、「絹糸」と「クロミックガット」の縫合糸のことですよね。 どちらの縫合糸も動物由来の異種蛋白質からつくられていますので、炎症反応は、より強く現れます。 とくにクロミックの方は「吸収糸」です。縫合部位に生じる炎症によって「糸」を分解するように意図して製造されております。ですから、糸が吸収糸でありさえすれば、問題がないということではありません。炎症反応の強さということであれば、吸収糸でない方がよいことになってしまいます。 もっとも、昨今ではこの問題ありますので、糸が分解されるまでの時間や使用部位によって、炎症反応の少ないであろう合成吸収糸の中から選択して使用するということになっています。 みんさんの場合ですと、犬の体質を見極めてのこととなる必要がありますが、体質に問題がないのであれば、非吸収糸でもかまいませんし、問題があるのであれば、吸収糸であっても糸の種類を検討しなくてはならないと思います。
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