すでにだぬどんさんからお返事がついておりますが、やはりいつもと違う様子が数日続くなら、迷わず受診をお勧めします。
原因としては、もちろん新しい家族が増えて、飼い主さんの関心がどうしても他に行ってしまうといった事も考えられます。今までと何か様子が違う、何か他の生きものの気配がする、飼い主さんの行動が違ってくる等々の環境の変化のストレスは、徐々に蓄積されて、時間がたってから現れる事もあります。この場合は、今まで以上に声をかけ、手を掛けて、「あなたは今までどおりに大切な子よ。安心していいのよ。いい子ねぇ」と安心させる事が必要です。ウサギさんは縄張り意識の高い動物ですから、家族の中の自分の地位が違ってくる事に敏感です。特に今まで沢山可愛がられてきたウサギさんほど、愛情が他所に行ってしまうのが、とてもストレスになります。ちょうど２番目の子が生まれたら、上の子が赤ちゃん返りになるのと同じです。それくらいの知能の高さはありますよ。

また、たぬどんさんのおっしゃるとおりに年齢から来る心臓疾患も気になりますし、もし未避妊のウサギさんであれば、子宮系疾患発症がハイリスクになる年齢にもなっています。いつもと違う場所でおしっこしてしまう等の変化が見られた時は、そちらも診て頂いてくださいね。またこの場合は、いかに早期発見をするかが鍵になりますので、出来るだけ急いで確認したいところです。
他には、ご存知のとおりに歯科チェック（口内炎のチェックも含む）も必要かと思います。考えられる疑わしきを、ひとつずつ排除していく事が大事ですね。

最近は１０歳以上のウサギさんも多くなり、５歳のウサギさんなどまだまだ若いものです。でも身体年齢的に言えば、メスウサギさんの５歳は高齢の域に入ってきます。基礎代謝率も低くなり、健康状態によっては餌の見直しが必要な時期になります。そのあたりも、獣医さんに良く診て頂いて、アドバイスを頂いてくださいね。
早くいつもの元気なウサギさんに戻るよう、心から祈っています。