意見交換掲示板過去発言No.0000-200810-54
Re:犬歯カットについて |
投稿日 2008年10月13日(月)10時32分 投稿者 プロキオン
歯をカットすると、当然歯冠の形態が損なわれますし、途中まで切断されているわけですから、歯の中の歯髄が傷ついた状態で露出することになります。 この歯髄は赤く見えたり、ピンクに見えたりというような色調のはずです。歯の処置ということですと、この歯髄からの感染こそを防止しなくてはなりませんから、消毒とともに歯髄の腫脹が治まるのをまって、被覆処置を実施しなくてはなりません。これには、やはり歯科医で一般的に行われている処置と同じ過程を経て、レジンや充填剤が用いられます。 銀歯・金歯というようなことですと、金属を用いて、歯冠を本来の形態に(噛み合せを考慮して)戻す再形成ということになりますから、それでは、この犬の場合ですと、何のために歯をカットしたのかということになります。 # みどりさんの言っている銀歯というのは、詰め物のことを指して言っているだとは思いますが。 みどりさんが目にされているものが、歯髄なのか、充填剤なのかは、ネットでは判断できかねますが、おおよその処置は上記のようになります。 通常は、銀歯・金歯という形ではなく、充填剤をもちいて実施されると考えられます。
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