意見交換掲示板過去発言No.0000-200811-15
Re:多発性のう胞腎について |
投稿日 2008年11月3日(月)16時27分 投稿者 K
はじめまして。1獣医師です。 多発性のう胞腎の治療は慢性腎機能障害に準じて行うことが多いと思います。 場合によってはのう胞をエコー下で穿刺して液を抜くこともありますが、 結局また溜まってしまいます。 しかし、のりすけさんの愛猫ちゃんの場合はのう胞が大きいことが原因で 食欲不振になっているということですので、一度抜いてみてもいいかもしれませんね。 大学病院など二次診療をうけることもいいと思います。 血液検査では腎機能が正常ということですが、尿検査はされましたか? 血液検査で正常値でも尿中にアルブミンというタンパクがでていることもあります。 もしされていないようでしたら診て貰っておくといいかもしれません。 多発性のう胞腎は生後半年くらいすれば、左右の腎臓にのう胞ができてしまっていて エコーで診断をつけることが出来ることがしばしばあります。 エキゾチックショートヘアーであれば遺伝子診断できると思いますので、 担当の獣医師やブリーダーさんと相談してみてはどうかと思います。 血統書から家族を探して診断し、あてはまる子を交配しないようにすれば その血統からなくすことが出来ると思います。 ですが、とても大変なことなので多くの方の協力が必要になりますね。 もう一匹の猫ちゃんも同じように画像診断や遺伝子診断をされてはいかがでしょうか? 1つの考え方として参考にしていただけたら幸いです。 長文失礼致しました。
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