獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200812-74

Re:高齢うさぎの開腹手術について
投稿日 2008年12月25日(木)13時02分 投稿者 チーママ

ただのウサ飼いですが。

ウサギさん、御心配ですね。
正直に申しまして、病状がどの程度かは診ている獣医さんにしか分かりませんし、ウサギさん自体の体力の問題もありますので、こればかりは何ともお返事の付きようもないかとは思います。
ありていに言えば「万が一を考えて、病気と付き合ってこのままなるべく長らえるように努力する」か「上手くいけば、まだ長生きする可能性があるのだから、この子の体力にかける」のか、という事になると思います。腫瘍がどういう状態か分かりませんが、周囲にまで病気が及んでいるなら、獣医さんは手術は無理とおっしゃることでしょう。
そうでなければ、手術自体はそう特殊なものではないものの、術中術後の体力がもつかということなのだと思います。
最近は10歳越えも珍しくなくなったウサギさんたちにとって、7歳という年齢は微妙です。人間でも60歳でも元気でバリバリお仕事している方もいれば、あれこれと病気がちで体力気力ともに衰えが目立つ方もいる。
ウサギさんもそれぞれで、全体の底力が違う年齢だと思います。
この辺りは、よくよく獣医さんに診断していただき、考えられることを良くお聞きになって、合わせて普段の様子などを考えに入れて、飼い主さんが決められる事だと思います。やっぱりそのウサギさんの事を一番分かっているのは、飼い主さんですからね。
「この子にとって何が一番良い方法か」それを飼い主さんは一番悩むわけですが、飼い主さんが一生懸命に考えた方法が、その子にとって一番良い方法なのだと思っていますよ。
命あるものを手元に置くという事、そしてその命をいつくしむという事は、沢山の幸せをもたらしてくれますが、同時にいつかは重要な選択を迫られる事でもあります。
ここ一番、恐れる事なく、再度獣医さんと良くお話になってみてください。
またどうしても悩んでしまって困り果てる…という時にこそ、他にウサギをよく診る獣医さんのセカンドオピニオンを求めるのも一方法です。良い先生はセカンドオピニオンをよそに求めるのも、求められるのも、嫌がりません。ウサギさんにとって何が最良なのかを、一生懸命にお考えになっていますからね。
もちろん今の先生が一番!と思い定めていらっしゃるなら、なおさらもっと詳しく「どういう手術になって、どんなトラブルが考えられるか」等を、先生と検討なさってはどうだろうか、と思います。
役立つアドバイスが出来ずに申し訳ありません。
ただひたすら良い結果になりますよう、心から祈っております。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:「ペット用品販売」「犬の快癒整体」OrangeCafe様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。