保護犬の譲渡活動をしています。私の場合は、フィラリアの検査含めて健康診断を受けて、検査結果および検査にかかった実費の負担を納得してくれる方とのみ譲渡のお話を進めます。貰おうとする犬の検査代を出し渋るような人には譲渡したくないですから、この人は本当にこの子を大切にしてくれるのか?を判断する材料にもなります。
健康診断を済ませて、たとえ股関節異常であってもフィラリア陽性であっても、それを受け入れてくれる方のみに譲渡します。保護期間中にかかった医療費、ノミダニ駆虫やフィラリアのお薬代なども負担をお願いしています。そして、未避妊・未去勢の子は手術も済ませ、手術代の負担もお願いします。特に純血種の子は、あとで必ず手術するからという約束であっても、飼い始めたあとにペアを組ませたいと誰かしらから誘いを受けるとこの子の仔犬が見たいなどの理由で安易に繁殖させてしまう恐れがあるので、お渡し前に手術をするようにしています。初めて犬を飼うという人には、犬を飼うってお金がかかるのねをわかってもらわなくちゃいけませんから、「一銭も出さずに犬が欲しい」というような人はお断りしています。
医療費実費負担を前提に貰い手さん探しをしたらどうですか? 　保護した者が「この子をぜったいに幸せにしてあげる」という信念をもてば、どんな子でも必ず貰い手さんは見つかりますよ。