獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200901-53

Re:発情期の手術
投稿日 2009年1月20日(火)16時18分 投稿者 だぬどん

リスクは常に相対的なものであると思います。
1歳くらいでまだ若くて元気で、かつ発情中でないときの手術に比べれば、
今手術するのは当然リスクは高くなります。
現状でも、発情がおさまり出血がなくなるまで待てるのであれば、
待った方が当然リスクは小さいです。
その一方で、このまま出血が続き、貧血が悪化し、
緊急手術となった場合は、今手術をするより格段にリスクが高くなります。
子宮蓄膿症でも出血性の場合があり、
ほっとくとどんどん貧血が進行することがあります。
その場合は、出血を止める唯一の手段が手術になるので、
可能な限り早めの手術が必要になります。
このまま様子を見て出血が減少するのか、
それとも手術をしないと止まりそうにないのかは、
診ていないので私にはわかりません。
というか、診てもわからないかもしれません。
ある程度経過をみたうえで、止まりそうになかったら元気なうちに手術、
というのは、一つの見識であろうと思います。

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