意見交換掲示板過去発言No.0000-200902-41
愛護センターのシェルター化を推進して欲しい |
投稿日 2009年2月13日(金)11時53分 投稿者 プロキオン
一昨日の夜、玄関のチャイムがなって交通事故の犬が道に倒れているとのこと。毎度のごとく、「飼い主が不明な場合はあなたに支払いをお願いすることになりますが」と告げるとちょっと及び腰の様子。 しかし、信じられない事にその通報者の方は犬の飼い主さんを連れて再びやってきました。これには、こちらが驚かされました。ちょっと脱帽ものでした。犬は轢かれていた道路の前の家の犬でした。で、その犬なのですが、一目見ただけで飼い主さんに死んでますよと告げなくてはならなかったです。頭が潰れていて両眼が飛び出してしまっていました。以前にも猫でこのような状態の死体を運んできた方がおりましたが、「まだ、動いているから」とその時にも言われました。蝿の蛆がわいている兎の死体もおなじく「まだ動いているから」持ち込まれたこともありました。どうして動いているように見えてしまうのかが私には不思議です。死体を見慣れていないと言ってしまえば、それまでなのですが、死体の惨状があまりにひどく、いくらなんでも生きているわけがないだろうと思えます。不都合な事実を見まい、認めまいという感情のなせるわざなのでしょうか? これと同じ事が愛護の世界にも蔓延しています。生きていようが死んでいようが、そんな事に関係なく(本当は、その点こそが一番肝心なのですが)、救護するというものに押し付けてしまおうとすることが起こります。 おかしな噂のある愛護団体が活動できるというのも、そんな人々が後をたたないからかもしれません。 レスキュー活動をしている団体同士で仲が悪いとか連携がとれない、お金の使途について批判が絶えないとかも見聞きされます。 そういうことを防ぐためには、大勢の者から信用される機関が中心となって救護活動を推し進めていく必要があるのではないでしょうか。行政の管理センターは犬猫の処分場から、シェルターとしての機能を充実していかないとならないと私は考えています。 路上に放置された飼い主不明の犬や猫は管理センターの所管であり、ほとんどの県において、治療設備を設けてこれを実施する運びとなっています。野生鳥獣であれば、鳥獣センターがこれを担います。このような飼い主が不明な動物・飼い主がいない動物のレスキューや治療に関わる活動は自治体行政が所管しています。 せっかく、その機能が整えられているのですから、このことをより一層告知して一般の人々への衆知に努めてほしいと思っています。 と同時に不用犬として持ち込まれた犬達の新たな飼い主さんを捜す機能もより強化して欲しいと考えています。負傷動物の救護や不用犬の新たな飼い主捜し等、命を次につなげていく仕事なのですから、胸を張って進んでいって欲しいと思うのです。 迷子犬を飼い主さんの下へ返すのも大きな仕事です。警察とこれらのセンターへ連絡を入れておくだけで、どれだけの犬が帰宅できたことでしょう。 今、多くの管理センターは名称を「愛護センター」に変更していますが、シェルター機能の推進をもっと積極的に進めていくことを告知していく必要があるように思います。 世間では「犬の処分場」という受け止め方をしている人達がまだまだ多く、迷子犬を保護しても連絡すると処分されてしまうからと誤解して連絡を入れてくれないことも多いです。たしかに現状では、処分された命の数と救うことができた命、飼い主の元へ返すことができた命では、前者の方が圧倒的な数と言えます。 けれども、動物達の命を救うための救護活動ということになりますと、信頼できる公的な機関としては、そこしかありません。私達は、愛護センターが救護活動の機能を推進していくことを願い、それを応援していくべきではないでしょうか。
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