意見交換掲示板過去発言No.0000-200902-75
Re:猫の口内炎 part3 |
投稿日 2009年2月28日(土)13時24分 投稿者 Big 1
このページをみて、"Radiowave Radiosurgery"が「高周波ラジオ波外科」つまり「サージ トロンによる手術」を意味していることを確信いたしました。これはエルマン肝いりの研 究会の記事で、JVRRのロゴの左に並んでいる電極はサージトロンのものです。 この記事にも"Only 50-60% of the patients respond fully to exodontia with a complete permanent resolution of the inflammation. "という記述はそのまま残っています。 従って、抜歯処置を完全に否定しているわけでもなく、抜歯では再発することもあるが 骨手術をすれば、そのような患猫でさえ根治できると主張しているもののようです。 さらに、"Whenever a new surgical protocol is discovered or initiated, there is doubt and disbelief in the surgical community. This is common in human as well as veterinary surgical communities."との記述もあり、米国においても広く認知され受 け入れられている対処法であるわけではないようですね。 また、"Any Feline Stomatitis edentulous feline who has experienced complete exodontia by a qualified surgeon or veterinary dentist with return of the oral inflammatory disease can be successfully treated with Feline Stomatitis Radiowave Radiosurgery. "とあり、抜歯処置をうけた後に再発したものでも施術可能なようです。 先にも書いたように、エルマンのサージトロンであれば、多くの開業と動物病院にも導入 されている手術装置で、それほど特殊なものではありません。記事中にあるようなCTに よる骨病変の確認検査となると対応可能な病院は減りますが、かかりつけ動物病院からの 紹介で撮影してもらうことはいつでも可能なはずです。したがって標準治療として承認さ れ、かつ詳しい術式が公開されれば、対処可能な動物病院は全国にいくらでもあると思い ます。 なお、術式が公開されていないうえに術後の患部写真がないので、歯を温存できるもので あるかどうかは、この記事をではわかりませんね。
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