意見交換掲示板過去発言No.0000-200903-73
Re:老犬の夜泣きと徘徊(?)について教えてください |
投稿日 2009年3月19日(木)03時35分 投稿者 パールちゃん
18歳という年齢からして老化による認知症と、てんかん発作が引き金となった脳機能の損傷、この2つが混合しての徘徊と夜鳴きだと思います。長生きをしてくれた自然な結果ですから、近所の手前困ることも多々あるでしょうが、しっかり現実を受け止めてあげてほしいと思います。 ぐるぐる歩きをして、バランスを崩したら倒れ、また歩き出す・・・は老齢による認知症(痴呆)の典型的な姿です。異常行動ではなく、老いた者の自然な姿です。つまずかないように歩きやすい床を工夫し、ドスンと倒れたときに怪我をしない対策をしてください。座布団の上を歩いているのなら、フカフカすぎるとつまずきやすいと思います。寝たきりで床ズレができているわけでなければ、座布団はナシにして防水マットの上に毛布だけでいいかもしれません。毛布がめくれてそこでつまずかないかだけ注意してあげてください。 歩き続けて、倒れてもまた起きて歩き続けて、疲れ果てて寝る・・・認知症の犬はそれでいいんです。本人はそれが苦痛ではないですから、そのまま好きにさせておいて大丈夫です。倒れたときにおしっこやうんちを体につけてしまうようなら、濡れたタオルと乾いたタオルで拭いて清潔にしてあげてください。よほどの汚れ方でないかぎり、犬を洗うのは避けるほうがいいです。体力を消耗しますし、体温調節がうまくいかずに体調を崩しますから。 問題は夜鳴きですね。これも老齢による自然な状態、昼夜逆転も認知症の典型的な症状です。 夜になるべく静かに寝てもらうには、昼間の明るさをしっかりと感じさせるのが肝心です。玄関の土間は昼間薄暗くないですか? おひさまが当たって明るい光をたっぷり浴びることで、昼間は起きている、夜は寝るという体内リズムが生まれますから、昼の明るさを充分に感じられるようにしてみてください。可能なら、昼間の居場所と夜の居場所の2つを用意して、昼は日光浴(暑すぎないよう注意)、夜の居場所に移したら寝る時間というふうにメリハリをつけてみてください。 夜、もう静かにしてほしい時刻の前に、外に連れ出すという方法もあります。リードをつけて玄関から外に出るだけでもいいですし、ゆっくり5分だけ玄関の外でぐるぐる歩きでもかまいません。要は気分を変えて、それが「さあ寝る時間だよ」の合図になればいいわけです。 近所迷惑を考えてどうしても静かにさせたいときは獣医さんに眠るためのお薬の相談をするのもいいと思います。が、てんかんの持病がある子には使うお薬を慎重に選ぶ必要があるので、よく獣医さんと話し合ってください。
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